エド
エドさんの音源を聴きました。1950年生まれの彼の歌声は20世紀にはレコードとしてCDとして世に出ることはなく、2012年、彼が歌っていた1970年代、80年代のライブ音源をアルバムに収めた「街の灯」が発売されました。
友部正人さんの「中道商店街」で歌われている‘彼’がエドさんで、やがてはホームレスになり浜松駅の近くのベンチで亡くなっていた...それだけが知る限りでした。
気になってはいたのですが。
どうしても‘彼’の歌声が聴きたくなったのは昨年末のapia40でのライブ、BGMに使われていたのが友部さんのアルバム「なんでもない日には」、そして俺のステージが終わって流れてきたのが「中道商店街」でした。
導かれるように何度も「なんでもない日には」を聴き、エドさんのアルバム「街の灯」を購入するに至ったのです。その際知ったのがエドさんは出身も浜松だということです。それ知ったうえでこの歌を聴き、せつなさがこみあげてくるばかりでした。
‘故郷はどこ’ ...ねえ、浜松、誰も彼のことを語り継いでないよね。誰も知らなかったの?
こんなに素敵なうたうたい、ボーカリストがいたんだよ。悲しくて悔しくて、‘故郷’が大嫌いになった。